今、アルブミン不足の方が増えている!
国民健康栄養調査の70歳以上の男女のタンパク質栄養状態が低下したハイリスクグループ(血清アルブミン値3.8<4.0g/dl)が年々明らかに増加しています。
そのため、近い将来、日常生活がうまくできない高齢者が急増するリスクがあります。この傾向は50歳以降から同様の変化が認められ、タンパク質
栄養の水準の低い層が確実に増加しています。
今、注目の「新型栄養失調・低栄養」
「新型栄養失調・低栄養」とは、カロリーは足りているのにタンパク質やビタミン、ミネラルなどが不足している状態を言います。飽食の時代の偏食がもたらした現代版の“栄養失調”と言えます。
疲れやすい、なんとなくだるい、やる気が出ない…
このような方は、こんな食生活をしていませんか?
- 好き嫌いが多い
- 外食が多い
- コンビニ弁当が多い
- インスタント食品をよく食べる
- スナック菓子や甘いものをよく食べる
- 忙しくて3食しっかり食べられない
低栄養の対策として最も大切なのはタンパク質(アミノ酸)です!
炭水化物や脂肪は体内でためておくことができる栄養素ですが、
タンパク質(アミノ酸)は体内にためておくことができません。
だから毎日しっかり食事しないといけないんですね。
健康長寿の栄養素「アルブミン」とは?
- 血液や筋肉の原料となるタンパク質
- アミノ酸から肝臓でのみ作られるタンパク質
- 身体に栄養素を届ける船の役目(薬等も運ぶ)
- 身体の余分な水分を回収する
- 赤ちゃんの栄養の基本「母乳」の主成分
つまりアルブミンは・・・
『元気で長生きの秘訣』
血液検査でわかる低栄養
あなたのアルブミン数値は?
●4.3以上 優秀
●4.1~4.2 普通
●4.0以下 要注意
●3.8以下 危険
※検査数値をお持ちの方は、アルブミンを一度チェックしてみてください。
低栄養かどうかを判断する血液検査値があります。それはアルブミン(ALB)です。基準値4.0~5.0 g/dl。
余裕をもって健康生活を送れる理想の値は4.3 g/dl以上となります。
※病院によって基準値が異なる場合があります。
アルブミン値が低くなると・・・
■筋力が低下して歩けなくなる
■免疫が低下して肺炎になるリスクが高くなる
■認知症になるリスクが高くなる
■心臓病になるリスクが高くなる
アルブミンを増やすためには・・・
①肉、魚、卵、大豆類等のタンパク質をしっかり食べる
※10食品群チェックシートを活用する
②食べるときによく噛んで消化をよくする
③肝臓を元気にして無駄なくアミノ酸を利用する
④運動して筋肉を増やす
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